なぜ今?森高千里を再評価する
皆さま、こんにちは。
ぽんぽんと申します。今回は、森高千里について書いてみたいと思います。
私は、森高千里さんをアーティストとして尊敬していますが、ここでは、敬称を省略いたします。ご了承ください。
40代半アラフォー男性の私にとって、森高千里は「ど真ん中」の年代ではなかった。
どちらかというと、友人のお兄さん達が熱狂していたイメージだ。
初めて本格的に音楽を聴き始めたのは、中学3年生の時小田和正のラブストーリーは突然にだった。その後も、オフコースやチャゲアスなど主には「実力派」男性アーティストに傾倒していった。だから、アイドルっぽい存在、特に女性アーティストには興味を持たなかった。硬派をきどっていたかもしれない。
森高千里についても、もちろんその知名度により存在は知っていたものの、CDはもちろん音楽番組に出演していても、関心がなかった。
おそらく、思春期特有の照れもあり「この女性アーティストが好き!」と素直に言えなかったのかもしれない。何度も言うが硬派をきどっていたのかもしれない。
すでに高校生であったが、女性とも上手にお話も出来ない「シャイボーイ」だったのだ。
そんな私も、アラフォーになり槇原敬之のように「好きなものは好き」と言えるようになったのかもしれない。
私が森高千里に注目し始めたのは、ここ3か月ほどだ。
きっかけは、偶然youtubeで『私がオバさんになっても』を見たことに始まる。
曲は知っていたが、森高千里って、
こんなに歌うまかったっけ?
ダンス、めっちゃキレキレやん!
私は、身長が低いことによるコンプレックスもあり、こういうスタイルのいい女性を無意識に遠ざけていたのかもしれない。それから僕が、次の動画を検索するまで時間はかからなかった。
その後すぐに『私がオバさんになっても』が収録されているライブ動画を視聴することとなった。
それが、「ROCKALIVE」である。
50分を超える映像だが、驚くほどすんなり観れた。
こんな質の高い動画をすぐに無料で観れるとは・・・。
便利すぎ・・・。
知らない曲がほとんどだったが、そのパフォーマンスの高さに度肝を抜かれた。
中には「口パクでは・・・?」という人もいるようだが、歌い間違える時もあり、絶対に違う。
また、違えてもお客さんが沸くという本人の人柄が出ている。
「弘法も筆の誤り」的な沸き方のように思う。
楽曲もダンスもいい。もちろん、スタイルも抜群だが私が魅かれたのはそこではない。
この時の彼女は、間違いなく世の中へ挑戦し発信していたのだ。
その美しい外見から、アイドルのような扱いを受けることもあったろうに、全てを受け入れて、ありったけの力で世の中に挑戦していたのだ。
「これが私だ」と。
XJapanが「Silent jealousy」や「Tears」でLIVEを行った時のような。
それから、私は森高千里の主だったCDを購入し、今では通勤時にヘビーローテーションで聴いている。
私の人生に、森高千里が居てくれてよかったと思う。
昔ファンだった方も、一度も聴いた事の無い方も、今是非お聴き頂きたい。
何か感じることがあると思う。