ぽんてんのブログ

アラフォー介護職が語る~仕事と音楽と歴史~

デイサービスが受けるコロナウイルスの影響

皆さま、こんにちは。

 

ぽんぽんと申します。デイサービスの管理者をしています。

 

今回は、私の所属する事業所がコロナウイルスにどう立ち向かうかについて書きたいと思います。

 

 

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1、事業所について

まず私の所属する法人について、お話します。

  

規模は、そんなに大きくありませんが全国に数か所あります。

  

都会にも、田舎にも事業所があります。(僕は田舎です・・・)

 

割とお元気な方を対象にした介護予防事業(ジムのような感じ)と、介護を必要とする方を対象にした事業(お風呂や食事が目的)と2つあります。

 

訪問介護もやっていますが、全国的にはデイサービスがメインです。

 

2、コロナウイルスによる影響

そして今、その全国のデイサービスの明暗がはっきり分かれています。

 

 

いつもとそれほど変わらずに成績を上げている事業所と、そうでない事業所が出て来ているのです。

 

中には、利用者さんの7~8割がお休みされている・・・。そんな事業所もあるのです。

 

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3、どのような事業所が影響をうけているのか

 

先ほども触れましたが、私の所属する法人は全国に数か所の事業所があります。

 

その中で、コロナウイルスの影響が最も大きくでているのは、

 

都会にある、元気な方が利用する介護予防デイサービスです。

 

その理由は、

 

①都会は、緊急事態宣言が出されている。感染の可能性が高いので、自主的にお休みされる。

②もともと元気なので、デイに行かなくても自宅で生活が可能。

 

の2つが挙げられます。

 

しかし、②については危険が潜んでいます。

 

今元気であっても、外に出ないことで体の機能が低下してしまうことです。

 

それを防ぐために、普段デイサービスに通いジムのような運動をしているんです。

 

4、比較的影響をうけにくい事業所

 

それでは現在のところ、あまり影響がでていないのは、どのような事業所でしょうか。

 

それは・・・

 

田舎にあって、介護を必要とする方を対象にしている事業所です。

 

田舎という表現で申し訳ありません。でも、僕も田舎暮らしですのでご容赦を。

 

コロナウイルスの感染が拡大していないことが前提ですが、これも理由があります。

 

①田舎では、コロナウイルスが拡大しておらず都会ほどは制限が強くない。

(学校なども通常どおり開校されている)

②入浴や食事を必要としていて、デイサービスに行かないと生活に支障をきたす。

 

僕は、田舎の事業所に勤務しています。

 

もちろん、スタッフも利用者さんも手洗いをしたり、熱を測ったりして予防には気を使っています。

 

今のところ、大きな影響もなく仕事が出来ているのは本当にありがたいです。

 

5、どのように対応していくか

では、影響の出ている事業所はどう対応するのか。

 

先日、Web会議を開いて全国の施設長で話し合いました。

 

結果は、次のとおりです。

 

①デイサービスの職員が利用者様の自宅を訪問する。

②そのうえで、健康チェックや運動の指導を行う。

 

というものです。

 

これは、行政も以前から推奨しているものの、いざやろうとすると問題が多いことがわかりました。

6、訪問することの問題点

訪問することは、行政も認めています。きちんと報酬も出ます。

 

これは、実際に今起こってる問題です。

 

本人さんが、「家にきてほしい」「運動したい」と言ったとしても、

 

「家人が了承しない」「ケアマネが乗り気でない」など多くの問題点があるようです。

 

もちろん、家人やケアマネさんが悪いわけではありません。

 

「こんな時期に、人と交流するなんてリスクが高い」

 

ということが言いたいのだと思います。それは正しいと思います。

 

7、今後について

今のところ、訪問サービスに繋がる確率はすごく低いです。10人中1人いれば良いくらいです。

 

サービスが提供できなければ、利用者さんも機能が低下するし、報酬も入りません。

 

お金がすべてではないですが、利益を出せなければ組織を維持できません。

 

何もしないよりは、何かをやったほうがいい。それは明白です。

 

求めてくれる人が居る限り、行動しようと思います。

 

僕は、田舎のデイサービスに勤務しているので、いつもとあまり変わらない日常かもしれません。

 

でも、遠くにいる仲間の健闘を祈って毎日を頑張ります。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。