ぽんてんのブログ

アラフォー介護職が語る~仕事と音楽と歴史~

介護職とテレワーク

皆さん、こんにちは。

 

ぽんぽんと申します。デイサービスの管理者をしています。

 

お読み頂き、ありがとうございます。

 

今回は、ある職員さんの妊娠とテレワークについて書きたいと思います。

 

 

 

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1、私が勤務する法人の現状

私が今勤務している法人は、介護事業を運営しています。

 

あまり規模は大きくないものの全国に事業所があります。

 

最近は、テレワークという言葉をよく耳にします。

 

私の法人でも、感染が拡大している地域の事務職はテレワークを行っています。

 

しかし、私のように介護現場で働く人間はテレワークなどできるわけもありません。

 

私の勤務する事業所は、田舎にあるのでコロナウイルスの影響は少ない方だと思っています。

 

でも、全国に緊急事態宣言が出されて少しずつ変化が見られます。

 

もともと寂しい駅前でしたが、多くのお店の明かりが消えていました。

 

 

コロナウイルスの影響が、こんな田舎にも来たんやなあと感じています。

 

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2、私の職場では・・・

今私は、デイサービスの管理者をしています。

 

都会のデイサービスは利用者が大幅に減っているところもあります。

 

でも、私の事業所には今のところ目立った影響は見えません。

 

これは主に、お風呂や食事を目的に来所される利用者さんが多いからだと思います。

 

 

3、隣の部署の管理者さんが妊娠

私の勤務するデイサービスの同じ敷地内に、もう一つデイサービスがあります。

 

もちろん、私の所属する法人が経営しています。

 

そのデイサービスの管理者さんは妊娠されていて、秋ごろに出産予定です。

 

「もう少し勤務したい」と本人さんは希望されていました。

 

お休みに入られたら、私が業務を引き継ぐ予定です。

 

つまり、今の部署と兼務ということになります。

 

夏に向けて、ゆっくりと引き継ぎをしていくつもりでした。

 

 

4、本社から(電撃)指示が・・・

先日、本社の上司から連絡がありました。

 

内容は以下の通りです。

 

上司「(妊娠されている管理者に)夏前まで勤務してもらう予定だったが、もしコロナウイルスに感染すると、重大なことになる。テレワークで事務をしてもらうから、あと3日で引継ぎをして欲しい。」

 

私「承知致しました。ちなみに、人員補充はありますか」

 

上司「1か月、待って欲しい。それまで耐えてほしい。」

 

私「・・・。承知いたしました。」

 

 

 

5、今回の指示を受けて思うこと

 

引継ぎ期間が、とても短いのが気になりましたが、

 

非常に良い判断だと思いました。

 

最初は、もっと早く言って欲しいと思いました。

 

でも、コロナウイルス感染は日々拡大しています。

 

このような、思い切った判断が必要だと今では納得しています。

 

6、まとめ

 (少しドタバタ感はありましたが、)彼女へのノートパソコン支給も決まりました。

 

個人情報など、気を配る必要はありますが、とりあえず環境が整えられてよかったと思います。

 

引継ぎに関しては、以前に私が管理者をしていた部署なので不安はありません。

 

人員補充に1か月かかるのが気になりますが、他部署の管理者さん達から、

 

「いつでも助けに行くからね」

「困ったら何でも言うてよ」

 

と言ってもらいました。

 

こういう声を掛けてもらえるのって、ほんとに嬉しい。

 

また、部署のスタッフも

 

「頑張ります!」

「元気だけが取り柄です!」

 

と笑顔を見せてくれています。

 

何とかなる。いや、皆で何とかするんでしょうね。

 

最後に、うちの大御所スタッフさんの名言で終わりたいと思います。

 

「大丈夫。今まで何とかならんかったことはない。」

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

マスクにまつわる職場での出来事

皆さま、こんにちは。

 

ぽんぽんと申します。ご覧いただき、ありがとうございます。

 

 デイサービスに勤務しています。

 

今日は、先日職場であったマスクにまつわる出来事を書いてみたいと思います。

 

 

 

 

1、職場でのマスク事情について

僕は、デイサービスに勤務しています。

 

田舎在住であり、今のところはコロナウイルスの感染は拡大していません。

 

しかし、マスク不足はどこも同じ。仕入れ業者からも、入荷はありません。

 

施設にもほとんど備蓄がなく、煮沸と消毒を行い繰り返し使用していました。

 

 

2、行政からの貸与(救世主)

 

そんな状況下で、市や府が紙マスク・布マスクを貸与してくれました。

 

 

後日供給が落ち着いたら、現物を市へ返却するというものです。

 

 

1か月分ほどの在庫が出来たので、

 

「マスクは職員1人につき、1日1枚」

 

と決めて、使用していました。

 

3、あるケアマネジャーからの(力強い)提案

 

ある日、仕事をしていると同じ事業所のケアマネジャーが近づいてきました。

そのケアマネさんは、かなり年上の方です。

 

ケアマネジャー 「〇〇施設長!」

私       「何でしょう?」

ケアマネジャー 「マスクを、どれくらいのペースで使ってますか?」

私       「1日1枚です。」

ケアマネジャー 「マスクは次の入荷が未定なんです。1週間2枚にしてください!」

私       「はあ。わかりました・・・。」→すぐにその場を立ち去る・・・。

 

麒麟がくる」の明智光秀斎藤道三の駆け引きを見ているかのようでした。

 

ケアマネジャーが厳しい口調で話してきたので、久しぶりにムカッとしました。

とりあえずその場を立ち去りました。

 

3年前の僕なら、口論になってました。大人になったものです。

 

4、提案内容を考えてみた

確かに、ケアマネジャーが言うことは正しいです。

 

普通に話してくれれば、素直に賛同していたでしょう。

 

僕が腹を立てたのは、以下の点が原因と思います。

口調がかなりキツかった。(これが9割占めています)

・僕が各部署のマスク使用枚数を確認し、行政と枚数の調整を行った。

・1日1枚のペースは、本部と話して決めた。

・煮沸して使用するのは、推奨しないとの意見もある。

・来週、再び行政から貸与を受ける予定がある。

 

 

5、今後の対応

一応、僕なりにベストの方法を考えてみました。

 

確かに、マスクの安定供給のメドが立っていません。

 

一定のメドがつくまでは次の通り行こうと思います。

 

・マスクは1週間に2枚支給。(スタッフ1人につき)

・先日、施設に配布された布マスクを併用する。

 

基本は、週5回勤務なので紙マスクを煮沸しなくても何とか行けると思います。

 

※「布 紙 布 紙 布」 (サイクルの図)

 

ケアマネージャーの(力強い)提案でしたが、理にかなっていると思います。

 

この状況で、1日1枚はぜいたくなのかもしれません。

 

6、最後に

ある管理者が、あとでコッソリ教えてくれました。

 

そのケアマネジャーさんは看護師なのですが、ある訪問看護ステーションさんも

 

マスク不足で、「1週間に1枚」で頑張っているらしいのです。

 

それで、「うちはぜいたくや!」となったのですね。

 

それは分かるけど、あんな言い方しなくてもいいのになあ・・・。

 

言い方って、本当に大切やなあと思いました。

 

最後に、「麒麟がくる斎藤道三の言葉で締めくくりたいと思います。

 

「言葉は刃物ぞ。気を付けて使え!」

 

あと20歳年をとったら使います・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デイサービスが受けるコロナウイルスの影響

皆さま、こんにちは。

 

ぽんぽんと申します。デイサービスの管理者をしています。

 

今回は、私の所属する事業所がコロナウイルスにどう立ち向かうかについて書きたいと思います。

 

 

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1、事業所について

まず私の所属する法人について、お話します。

  

規模は、そんなに大きくありませんが全国に数か所あります。

  

都会にも、田舎にも事業所があります。(僕は田舎です・・・)

 

割とお元気な方を対象にした介護予防事業(ジムのような感じ)と、介護を必要とする方を対象にした事業(お風呂や食事が目的)と2つあります。

 

訪問介護もやっていますが、全国的にはデイサービスがメインです。

 

2、コロナウイルスによる影響

そして今、その全国のデイサービスの明暗がはっきり分かれています。

 

 

いつもとそれほど変わらずに成績を上げている事業所と、そうでない事業所が出て来ているのです。

 

中には、利用者さんの7~8割がお休みされている・・・。そんな事業所もあるのです。

 

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3、どのような事業所が影響をうけているのか

 

先ほども触れましたが、私の所属する法人は全国に数か所の事業所があります。

 

その中で、コロナウイルスの影響が最も大きくでているのは、

 

都会にある、元気な方が利用する介護予防デイサービスです。

 

その理由は、

 

①都会は、緊急事態宣言が出されている。感染の可能性が高いので、自主的にお休みされる。

②もともと元気なので、デイに行かなくても自宅で生活が可能。

 

の2つが挙げられます。

 

しかし、②については危険が潜んでいます。

 

今元気であっても、外に出ないことで体の機能が低下してしまうことです。

 

それを防ぐために、普段デイサービスに通いジムのような運動をしているんです。

 

4、比較的影響をうけにくい事業所

 

それでは現在のところ、あまり影響がでていないのは、どのような事業所でしょうか。

 

それは・・・

 

田舎にあって、介護を必要とする方を対象にしている事業所です。

 

田舎という表現で申し訳ありません。でも、僕も田舎暮らしですのでご容赦を。

 

コロナウイルスの感染が拡大していないことが前提ですが、これも理由があります。

 

①田舎では、コロナウイルスが拡大しておらず都会ほどは制限が強くない。

(学校なども通常どおり開校されている)

②入浴や食事を必要としていて、デイサービスに行かないと生活に支障をきたす。

 

僕は、田舎の事業所に勤務しています。

 

もちろん、スタッフも利用者さんも手洗いをしたり、熱を測ったりして予防には気を使っています。

 

今のところ、大きな影響もなく仕事が出来ているのは本当にありがたいです。

 

5、どのように対応していくか

では、影響の出ている事業所はどう対応するのか。

 

先日、Web会議を開いて全国の施設長で話し合いました。

 

結果は、次のとおりです。

 

①デイサービスの職員が利用者様の自宅を訪問する。

②そのうえで、健康チェックや運動の指導を行う。

 

というものです。

 

これは、行政も以前から推奨しているものの、いざやろうとすると問題が多いことがわかりました。

6、訪問することの問題点

訪問することは、行政も認めています。きちんと報酬も出ます。

 

これは、実際に今起こってる問題です。

 

本人さんが、「家にきてほしい」「運動したい」と言ったとしても、

 

「家人が了承しない」「ケアマネが乗り気でない」など多くの問題点があるようです。

 

もちろん、家人やケアマネさんが悪いわけではありません。

 

「こんな時期に、人と交流するなんてリスクが高い」

 

ということが言いたいのだと思います。それは正しいと思います。

 

7、今後について

今のところ、訪問サービスに繋がる確率はすごく低いです。10人中1人いれば良いくらいです。

 

サービスが提供できなければ、利用者さんも機能が低下するし、報酬も入りません。

 

お金がすべてではないですが、利益を出せなければ組織を維持できません。

 

何もしないよりは、何かをやったほうがいい。それは明白です。

 

求めてくれる人が居る限り、行動しようと思います。

 

僕は、田舎のデイサービスに勤務しているので、いつもとあまり変わらない日常かもしれません。

 

でも、遠くにいる仲間の健闘を祈って毎日を頑張ります。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小田和正「Oh!Yeah!」を再評価してみる

皆さま、こんにちは。

 

ぽんぽんと申します。デイサービスの管理者をしています。

 

前回、私のときめきアルバムB'z「Break Through」について振り返りました。

 

今回は、私の最もお気に入りの1枚 小田和正「Oh!Yeah!」を再評価してみます。

 

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 アルバムとの出会い

僕が音楽を聴き始めたのは割と遅くて、中学3年生の時でした。

割に固い学生だったのですが、当時の大人気ドラマ「東京ラブストーリー」は何となく見ていました。

 

そうです。そのドラマ主題歌を歌っていたのが、小田和正でした。

 

ここで一つ重要なことがあります。

 

それは、僕はずっと毎週金曜7時に「ドラえもん」を見ていました。

 

その時間帯、よく生命保険CMが流れていました。

 

そうです!そのCMソングを小田和正が歌っていたのです。

 

ずっときれいな声やなあと思っていましたが、ここで運命の再会をすることになったのです。

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 運命の1枚「Oh!Yeah!」を購入

それまで、CDを買ったことはありませんでした。

 

当時、仲の良かった友人が「ラブストーリーは突然に」のシングルCDを貸してくれました。

 

そして、生まれて初めてCDアルバム「Oh!Yeah!」を購入するのです。

 

このCDは、ベストアルバムということもあり、楽曲の質は非常に高いです。

 

そして、ドラえもんCMを通じて聴き覚えのある曲が多く含まれていました。

 

「good times & bad times」「Little Tokyo」などを聴いて、感動し泣いていました。

 

何度も言いますが、本当に質が高くて1年間はこのアルバムだけを聴いていました。

 

他のCDを聴きたいと思わなかったんですね。お金もありませんでしたが・・・。

 特にお気に入りの3曲

「夜の行方」

 高校生ながら、ドキドキして聴いていました。お店(たぶんBAR)で、ある女性と不意に目が合う。お互いなぜか惹かれあう・・・。声かけようかな…。みたいな内容です。

 

「♬今離れてしまえば、もう会えないかもしれない♬」の後のドラム!

これ、めっちゃかっこいいです。どうか、お聴きいただきたい。

 

「恋は大騒ぎ」

 「♬恋してる人は だれでも 素敵にみえる 優しくって すなおで

   少しだけ 悲しくて」

 もう、これだけで説明不要ですね。こんなスケールの大きいラブソングは、なかなかありません。「君が好き」だけではなく、「恋する人がもっと増えたら流れていく時を止められるかもしれない」こんなことを歌っています。

 

「FAR EAST CLUB BAND SONG」

唯一のオリジナル収録曲。最初聴いたときは、メロディラインが他の曲に比べて単調かなと思いました。語り掛けるような出だしなので。でも、それが新しくて今聴いても全く古くない。

 

最高なのは、この曲のラストです。「♬ファー、ファファファーー」(アレンジ)

そして、「ラブストーリーは突然に」に繋がる!

 

この曲間を、僕は世界最高の曲間と呼んでいます。

 

まとめ

生涯に1枚だけ選ぶなら、迷うことなく僕はこのアルバムを選びます。

最初に買ったアルバムなので、刷り込み効果があったかもしれませんが。

(ヒヨコが最初に見たものを親と思うやつですね)

 

一番最初に買ったシングルCDは、東京少年の「shy shy Japanese」だったのですが・・・。それも良い曲でしたが・・・。

 

なにはともあれ、本当に良いアルバムなので未だお聴きでない方は是非お試しを。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

 

 

同僚がストレスからヘルペスに・・・

こんにちは。

 

ぽんぽんと申します。デイサービスの管理者をしています。

 

今日は、同僚の男性職員がヘルペスになってしまったお話を書きたいと思います。

 

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様々なストレス

 

彼は、僕と同じ会社の訪問ヘルパー部の管理者をしています。

 

先週、軽く打ち合わせをした時「少し元気ないな」と思っていました。

 

話を聞いてみると、自分の部署のスタッフと口論になってしまったらしいのです。

人と人の仕事ですし、時にはそういうことがあっても仕方ありません。

ましてや、彼は管理職ですからスタッフから様々な要望や不満も言われることがあるのでしょう。

介護の管理職は、えらそうに座っているだけでは出来ません。

現場にも出るし、物品調達も手配、時にはスタッフの相談にも乗ります。

いわゆる調整役と、僕は思っています。

 

コロナウイルスの影響

そして、これも彼が悪いのではないのです。

 

先月近くの病院に勤務する看護師からコロナウイルス感染が確認されていたのです。

今でこそ、落ち着きましたが、その病院は一時的に外来を中止

 

別の病院への通院介助が必要だったのです。

 

ケアマネジャーさんも調整してくれますが、スケジュール調整がかなり大変でした。

 

 

突然ヘルペスに・・・

2日後、彼から連絡がありました。

 

「顔面にヘルペスが出来た。病院へ行ったら、1週間は安静にするように言われた。

本当に申し訳ない・・・。」

 

とのことでした。

 

「復帰まで、何とかするので今は体を休めるように」と伝えました。

 

後で分かったのですが、顔面神経痛も併発しているとのことでした。

 

ネットなどで調べると、男性のヘルペスは女性のものほど重症化しないとあります。

 

しかし、場合によっては入院しなければならない時もあるようです。

 

やはりストレスが原因だったのでしょうか。

 

まとめ

どの仕事でも、人と人が接する限り様々なことがあります。

 

調整する者として、疲労が溜まることもあるでしょう。

 

そうした時に、何でも言い合える仲間が居ればどれだけ心強いだろう。

 

逆に、心の内を話せる人が居なければ、どんなにつらいだろう。

 

今の時勢では、「よっしゃ、これから飲みに行こう!」

 

みたいな事は出来ないけど、メールでも電話でも日々何かあったら情報共有する。

 

そういう小さな積み重ねが大切なんだと気づかされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出のアルバムを再評価してみる

こんにちは。ぽんぽんと申します。

 

さて、前回は森高千里について書かせて頂きました。

若いころは、それほど関心がなかったのですがアラフォーを過ぎ、好きになったという内容でした。

 

今回は、私の青春期に聴きこんだアルバムを再評価してみたいと思います。

 

そのアルバムとは、ビーズの3rdアルバム「Break Through」です!

 

最近は、「音楽を聴く=SDカードに曲を入れて車のナビで聴く」

となっていて、久しぶりにCDを手に取りました。

以下が、そのCDです。

 

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1、初期の名アルバム「Break Through」

 

やっぱり、稲葉さんも松本さんもお若いですね。

 

ちなみに、CDの帯には、

感性が誘惑された。想像力が突き抜けた。」とあります。

 

まさに、この通りのアルバムと言えます。

 

1st、 2ndアルバムと良作ではあるものの稲葉さんは、作詞にかなり苦労されたというエピソードがあります。

 

そこで、松本さんが稲葉さんへ歌詞つくりのヒントにと「万葉集」を渡したというのは、有名なエピソードです。

 

それが、1曲目「Lady-Go-Round」の歌詞である

 

「恋しかるべき、わが涙かな」「恋しかるべき 神のまにまに

 

 

につながり、またこのアルバムには収録されていないが、「太陽のKomachi Anjel」へと発展していったのだと思います。

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2、稲葉浩志の覚醒

 

1st、 2ndアルバムで感じられる「産みの苦しさ」が、この感じられません。

 

稲葉さんの作詞スタイルがこの「Break Through」で完成されたといっても良いと思います。言葉は気取っていなくても、めっちゃかっこいい。

 

そして、松本さんの抜群の作曲センスが加わりビーズサウンドを作り出す。

 

プロデューサーである、明石昌夫さんの存在も欠かせません。

 

今のビーズのスケールの大きいサウンドも好きですが、僕はこのころの緻密で、日本人の好みに合うようにアレンジされているサウンドが大好きです。

 

おっさんが言いますが、「ときめき」がそこにあるんですよね。

 

好きな女の子と話が出来た日に、夜ゆっくり聴きたくなるような。

 

そんなサウンドが、この頃のビーズにはあります。

 

3、ときめきサウンドの紹介

 

さきほど、「ときめき」という言葉を出しましたが、3曲の胸キュンソングを挙げたいと思います。

 

①「となりでねむらせて」

 これは、仕事が忙しくて、いつも待たせている恋人に向けての曲。高校生の時、この曲を聴いては、好きな人と一緒に住む妄想をしていました。

 

②「今では・・・今なら・・・今も・・・」

 街を歩いていて、昔の恋人とすれ違う。しかも、むこうは新しい彼氏と歩いてる。

 今も好きな気持ちは変わってない・・・。うーん。胸が熱くなる。

 

③「Stardust Train」

 好きな人をこのまま奪い去りたい。当たり前の幸せな毎日を壊して・・・。

 いやあ、若い!稲葉さんの初々しさを感じます。

 

他にも、胸キュンでなくても、「これからいくぜ~!」「やってやるぜ!」

と勢いを感じることができる曲が満載です。

 

 

4、まとめ

 

 改めて聴いてみると、やっぱり最高です。ちなみに、この後のアルバム「Risky」でビーズはその地位を不動のものとします。

 でも、それはこのアルバムがあったからこそ「Risky」に繋がったと思っています。

 

Love Phantom」や「今夜月の見える丘に」も大好きですが、僕はこの頃のビーズの曲が好きです。

もし、ビーズが好きだけど聴いたことがない、また永く聴いていないなあという方は、是非この機会にお聴きください!