スタッフの長所を引き出すために
こんにちは。ぽんぽんと申します。
デイサービスで勤務しています。今は、管理者をさせて頂いています。
どの組織でも共通して、いかに人を育てその能力を最大限に引き出すかは、非常に大切なことだと思います。個人の成長が、組織の成長に繋がるのは言うまでもありません。
そこで今回は、隣の部署で勤務するある若手スタッフの話を書いてみたいと思います。
そのスタッフは、入社して4年目です。年齢は20代前半、仕事に対してやる気もあるし、何より笑顔で接するので印象がいいのです。
でも、部署での評価はあまり高くありません。
パソコンの技術も持っているのに、パソコンを使用する仕事も任せてもらっていません。
私は何度か所属長と面談し、そのスタッフにもっと重要な業務を任せてはどうかと提案してみました。しかし、所属長の返答は次のようなものでした。
①指示したときに、納得のいかない表情をすることがある。
②現場のことも不十分なのに、これ以上の仕事は任せられない。
①について、僕は全く感じたことがありません。以前僕は同じ部署で仕事をしたことがありましたが、きちんと話をすれば分かってくれました。
本人にも問題があるかもしれませんが、
伝える方にも問題があるのではないか。ちゃんと納得いくように話しているのか。
伝える側も、相手の気持ちを理解しようとしなければなりません。
まして、そのスタッフは入社4年目。まわりのことも十分よく見えています。理不尽な指示には、不満を感じることもあるでしょう。
②ここに問題の本質があるように思います。「今の仕事が完璧にマスター出来たら、次の仕事を与える。」もちろん、その教育方法もあるでしょう。しかし、
重要な業務を任されると、意識が高まりプラスの効果が生まれる。
僕自身もこの効果を体感したことがあります。それまで見ていた景色が全く別のものに見える。新鮮で楽しくて、イキイキと仕事に取り組める。結果、今まで出来なかったことが出来るようになっている。
そのスタッフは、この機会を与えられるレベルにまで達しているのではないかと思います。
所属長の意向もあるので、すぐには難しいですが本人には、いずれ任される大役をイメージしておくように「さらっと」話しておこうと思います。
このブログを書きながら、その意思が固まりました。
スタッフそれぞれが持っている可能性を引き出すことが、長の役割だと思います。
審判することではありませんし、可能性を奪ってはならない。
そして、それぞれが持つ力を発揮できるチームこそが最強なのだと思います。
私の敬愛する、武田信玄公の言葉で終わりたいと思います。
「我、人を使うにあらず、その業(わざ)を使うにあり」
しびれますね!泣けてきます!